コンセプト

このページでは、「地理ラボ 詳しすぎる高校地理」のコンセプトについて紹介します。

ポイント

対象読者:「高校地理を深掘りして勉強したい人」や「地理に興味がある人」

コンセプト:高校地理についてあえて「詳しすぎる」解説

教科書に書いている内容をただ暗記するだけでは面白くないですし、すぐに忘れてしまいます。
そこで本サイトでは、あえて高校地理の範囲外まで脱線し、しくみや理由から説明したり、単元を超えたつながりや他教科・日常生活との関連について取り上げています。

本サイトを通して、高校地理をしくみから理解してその面白さにふれ、さらには地理を通して物事を考える力の土台を築いて頂けると幸いです。

対象読者とコンセプト

「地理ラボ 詳しすぎる高校地理」(以下、本サイト)ではその名前の通り、高校地理の内容についてあえて教科書よりも詳しく解説することがコンセプトです。

対象読者としては、高校地理の内容を教科書よりも深掘りして勉強したい人です。
高校地理を勉強したい人だけではなく、学問や教養としての地理学に興味がある人もウェルカムです。
逆に本サイトの内容は受験対策に特化していませんので、受験対策目的で地理する必要がある人は別途受験対策として過去問を解くことをおすすめします。

本サイトが取り上げる範囲としては、山川出版社の地理用語集を網羅することを目指しています。
しかし、単なる用語や概念の解説の羅列ではありません。
高校地理を「理解」し、もっと「興味」をもち、地理の知識を考える力の土台にしてもらえるように様々な工夫をしています。

ここからは、本サイトの工夫について以下の3つの観点から紹介します。
高校地理を「理解」するために
高校地理に「興味」をもってもらうために
地理の知識を考える力の土台に

高校地理を「理解」するために

はじめに、高校地理を「理解」してもらうために本サイトが行っている工夫について紹介します。

「いい箱(1185年)作ろう鎌倉幕府(鎌倉幕府成立年の暗記法)」のように語呂合わせなどを駆使して暗記すれば、定期テストでは良い点を取れるかもしれませんが、内容を本当の意味で理解したとは言えません。
表面的な知識は忘れやすく、応用がきかず、そして面白くありません。

そこで本サイトでは、高校地理の用語・概念について図表をまじえて「詳しすぎる」解説を行い、時には範囲外まで脱線してしくみの解説をしています。

高校地理の「詳しすぎる」解説

高校地理を「学び」として捉えた場合、教科書が省略している歴史的背景やしくみまでふみこんだ方が理解が深まります。

地理学は、文系と理系の両方にまたがる広範な領域をカバーする学問です。
高校地理で学ぶ内容も、地形・気候などの自然から人口・民族などの人間社会に関することまで扱う事象が幅広く、さらには環境問題のような誰も答えがわからない分野横断型問題までが対象です。
高校地理の内容は独立したものではなく、高校の教科で言うと社会科と理科のほぼ全科目と関連があります。
しかし、そのような膨大な内容を一つの教科の範囲内で取り扱うことは不可能であり、教科書はどうしても歴史的背景やしくみなどが省略された無味乾燥な内容になりがちです。

そこで本サイトでは、高校地理についてあえて歴史的背景やしくみまで掘り下げて「詳しすぎる」解説を行うことで、地理的な事象・概念の知識について暗記ではなく理解した上で地理の世界にふれてもらうことを目指しています。

しくみや理由から解説(範囲外でも深掘り)

当サイトでは地理の用語や概念を説明する際に、できる限りそのしくみや理由などから解説しています。

ただの暗記だとすぐに忘れてしまいますが、他の知識との結びつけて理解することができれば、記憶に定着しやすくなります。
ある事象についてしくみや理由から理解することで単元・教科を超えて知識同士が結びつき、それらを活用することにつながります。
必要であれば、教科書に書かれていない範囲外の内容であっても積極的に取り上げています。

単元を超えたつながり

高校地理で学ぶ内容は単元を超えてお互いが密接に関連しているため、単元を超えたつながりが重要です。
そのため、同じ用語が別の単元でくりかえし登場することもよくあります。
その際、用語の意味を知らないと内容が理解できなくなるため、リンクを設定して説明しているページに飛ぶことができるように工夫しています。
また、別ページで詳しく解説している内容であっても、理解しやすいようにごく簡潔に説明するなどの工夫も心がけています。

図表を活用

本サイトでは、できる限り図表を掲載して解説しています。
概念の説明に模式図を使ったりデータを表にまとめると見やすくなるため、積極的に取り入れています。

著作権の問題で直接サイト上に掲載することができないものについては、出典を明記した上でリンクを置いて代替しています。
今現在のできごとを扱っている高校地理の性質上、この点についてはご容赦ください。

高校地理に「興味」をもってもらうために

ここからは、高校地理の内容に興味・関心をもってもらうために本サイトが行っている工夫について紹介します。
内容に興味をもったり面白いと思うことができれば、記憶にも残りやすいですし、もっと調べてみようというモチベーションが高まります。

そこで本サイトでは、実物の写真を掲載したり他教科や日常生活との関わりについてもふれています。

写真を多用

本サイトでは、解説する用語や概念について、できる限り写真を掲載しています。

高校地理の特徴は、実物の写真を見ることができる点です。
「百聞は一見にしかず」ということわざがあるように、文章や模式図だけで理解しているのと実物を見たことがあるのとでは雲泥の差があります。
全ての実物を見たり体験することは不可能ですが、写真なら可能です。
各写真には出典や撮影場所(判明している場合)等の説明文を記載しているため、合わせて読んで見ると理解が深まります。

撮影場所が分かる場合は国名や都道府県名を記載しているので、自分の身近な地域の写真を探して興味をもつきっかけにしてもよいでしょう。

他教科との関わり

高校地理で学ぶ内容は他の教科や実生活にも深く関わっています。
しかし、教科書ではそこまで深掘りができないため、つながりが見えないこともよくあります。
そこで本サイトでは、他教科の内容と関連する内容については、地理の範囲外であってもあえて紹介しています。

たとえば、抑制栽培の一種である電照菊は、キクが短日植物(高校生物で登場)であるという特性を利用していることにふれています。
化学肥料の項目では、歴史的背景としてハーバー・ボッシュ法(高校化学で登場)などの化学物質が農業に与えた影響を解説しています。
ジャガイモの解説では、インカ帝国やフリードリヒ大王の絵画、ルイ16世とマリー・アントワネットの逸話など世界史にもはみ出しながら説明しています。

このように、他教科との関わりを通して高校地理について少しでも興味をもって頂ければありがたいです。

地理の知識を考える力の土台に

高校地理には、現代社会の様々な問題が登場します。
これらの諸問題はある日突然発生したわけではなく、歴史的な背景や様々な要素が複雑に絡み合っています。
そこで本サイトでは、表面的な知識だけではなく教科書では流してしまっている範囲外の内容についても必要に応じて掘り下げています。
また、出典や参考文献も各ページ末尾に掲載しており、必要に応じて参照できます。

背景知識とメリット・デメリット

高校地理には、現代社会の様々な問題が登場します。
これらの諸問題はある日突然発生したわけではなく、歴史的な背景や様々な要素が複雑に絡み合っています。
そこで本サイトでは、表面的な知識だけではなく教科書では流してしまっている範囲外の内容についても必要に応じて掘り下げています。
歴史的背景や関連知識、実際に起きている問題までを知ることで、物事について考える土台となる知識を身につけることができます。

本サイトでは、特定の立場を押しつける意図はありません。
大切なことは過去の経緯や統計的な数値などの「事実」を知った上で、それぞれが自分自身で考えて「意見」をもつことです。
地理の知識は考える土台になります。

出典・参考文献の明記

本サイトでは、図表・画像については出典を明記した上で掲載しています。
各ページの末尾には、参考文献として記事作成の際に参照した文献を掲載しています。

本サイトでは出典や参考文献を書くページに掲載しているため、より詳しく知りたい場合はリンク先や書籍などを参照して下さい。